ブログ詳細

初体験

2022年10月19日 22:25

なつきは、なつきの初体験について、重い口を開こうと思います。
どこからが初体験か、という問いはありますが、とりあえず話します。
性描写が苦手な方は画面を閉じてください。

あれは、中学1年生になったばかりのことでした。
当時の少年なつきはそれはそれは天使のようにかわいく、穢れを知らず純粋な物体でした。
新宿、歌舞伎町とは縁遠い、埼玉の自然豊かな大地でザリガニを殺していました。

そんななつきは、小学生の頃に読んだ当時の大人気漫画「アイシールド21」に憧れ、
ラグビーを始めてしまいます。アイシールド21は、アメリカンフットボールを題材にした漫画でしたが、
アメフト部があるような中学は少なく、似たような楕円球を持って走るラグビー部を選びました。

それがすべての間違いだった。
男子校、ラグビー部、それを聞いただけでも何かが起こりそうです。
何も起きないわけがない。
入部して1週間も経たず二つ上の先輩に目を付けられたなつき少年は、
ある日先輩からメールを受け取ります。
あそこの写メを送れ、と。
なつきは、意味が分からずとりあえず小指の写真を送りました。
すると先輩は、「お前ふざけんじゃねえ、わからせてやるから明日放課後トイレ来い」と
嘘みたいなメールを送信してきました。
なつきは、ああ、殴られるんだな、と思いました。

次の日の放課後、トイレに向かうと個室に二人で入れられました。
なつきは、顔は嫌だなあと思っていました。
しかし先輩は手を上げず、身体をまさぐってきました。

純粋ななつきは、「ゲイ」の概念を理解してなかったため、
何が起こっているのか全く分かりませんでしたが、
お母さんには言えないことが行われていることだけはわかりました。

ズボンを下ろされ色々なことをされている間、なつきはぼーっと蛍光灯を眺めていました。
上から下まで何も反応しないなつきに、先輩は「俺が男だから?」と問いかけますが、
なつきは何もわからないので答えようがありませんでした。

しばらくすると先輩は僕を後ろに向け、権力を入れようとしてきましたが、
入りませんでした。
先輩はあきらめ、自分のモノを触らせてきました。
硬いなあと思っていると、10秒ほどで先輩はイってしまいました。

それがなつきの初体験でした。
この後2年間、なつきは学校に通えなくなってしまいましたが、
3年生になった時、2つ下の男の子を好きになりました。